5月8日(木)−17日(土)
日曜休廊 11:00 - 6:30(最終日17:00)
南口さんは ヨーロッパの旅の途中で車窓から一瞬
見たプラットホームの情景や あてもなく歩いた見知らぬ街の風景と人をモティーフにしています。けれどもそれはいつどこの風景ということではなく 遠い記憶の中で昇華された情景で その記憶の断片がモザイクのように組合わされてひとつの画面に構成されています。
モノクロームにちかい表現のその絵画が 華やかな人目 を引くような絵よりも深い味わいを感じさせるのは 時間や空間を超越した画面の中に いつも作家自身が存在しているからかも知れません。
ディゼーニョ(素描)による表現が展開されます。画家が制作の核として追求しているディゼーニョの範疇には透明水彩による描写も含まれ、表現に奥深さを感じさてています。300号の大作を中心に30号の作品を展示いたします。
現在 二紀会理事。
「車窓から」 ディゼーニョ 300号変