2011 2月16日(水)〜26日(土)
会期中無休 11:00 - 6:30
松田俊哉さんはキャンバスにジェッソを何回も塗り重ねて 研いた堅牢な下地に濃淡の鉛筆で描いてゆきます。 白一色の無限空間に記される黒い細かな線の集積が時間と 共にかたちを成し 質感が生まれ 量感が与えられ やがて 存在感のある絵画世界が構築されます。その過程はあたかも 天地創造のスペクタクルのようです。
完成された絵の情景は松田さんのユートピアであると同時 に故郷宮崎・高千穂の国見ヶ丘の景観でもあります。
「眠りゆく膜」 鉛筆・ジェッソ下地・カンバス 50号 F