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表現と技法
テンペラ II

1月29日(木)−2月7日(土)
日曜休廊 11:00 - 6:00

絵画表現の多様化が進む中で、それぞれの画家が自己の表現に適した画材・技法を広く用いるようになっております。
なかでも、1980年代からの西洋古典技法のひとつであったテンペラで描く作家が増えてまいりました。技法的には卵黄・卵白・カゼインなどと顔料を混ぜて画面に定着させる西欧のテンペラ技法は膠で顔料を定着させる日本画と共通しております。
今回は、イタリア中世期から伝わる卵テンペラや、テンペラと油彩を並用する混合技法から、新しい素材であるカゼインテンペラ、さらには一般的には日本画と呼ばれる膠テンペラまで幅広く展覧いたします。

瀬本容子 「赤いバラのフーガ」
黄金背景テンペラ ガラス絵 31×36cm